さあ、ゲストの方々のご紹介もあらかた終わったことですし、そろそろ皆さんお待ちかね! 劇団員たちのオポンチな姿でもご紹介していきましょうか。ストーリーを運ぶ人々がカッコよかったり渋かったり面白かったりする合間に、劇団員たちがユル可笑しなシーンを紡いでいきます。例によって不思議な人々がたくさん出てきますよ。
そんな中から、今日は河野まさとくんと中谷さとみさんの二人を取り上げたいと思います。
今作では、河野くんとさとみさんはコンビのようにセットで出てきます。ていうかカップルなんです。威勢だけはいいがマザコンでちょっと足りない役の河野くんと、負けん気が強くてちょっとエロい役のさとみさん。変なカップルです。
そんな二人の愛のあるシーンをご覧下さい。
手を広げて近づいていくさとみさんを恐怖の表情で見つめる河野くん。なんでしょうか。襲われているんでしょうか。ええ、襲われているんです。
このシーンを向こう側から見てみましょう。
更にアグレッシブです。アグレッシブに襲っています。勢いが凄すぎて写真もブレまくっていますが仕方がないのです。それくらいアグレッシブだってコトですよ。
そしてこの後、こうなって。
更にこうなって。
最終的にこうなります。
なんかやりきった感が漂っていますが、別にやりきってはいません。画面左端で見守っている舞台監督の芳谷さんも呆れ顔です。
まあ、こんなカンジの二人なのですが、似たもの同士というか、楽をすることに関しては苦労を惜しまないトコロが共通しています。ある場面を作っている時に、出演はしているんだけどもうセリフがない、というシーンになりました。舞台の前の方では何やら真面目な会話が繰り広げられているが、私達はもうセリフがない。そんな稽古中、気がついたらこんなことになっていました。
仲良くセットに腰掛けて、なんだか楽しげに稽古を見ていました。いや、まだシーンは続いていますよ。あなたたちも登場人物ですよ。しかもそこは本来は壁ですから座れませんよ。まあ、いいでしょう。それがあなたたちです。
戦国末期のある国を舞台に、変なカップルだけじゃなくて、戦国大名やお姫様、博徒に盗人、農民に商人にお坊さん。様々な人々が登場し、それぞれが必死に生きていくお話です。痛快娯楽作品になっておりますので、どうぞお楽しみに!