『バサラオ』東京公演のステージプラン決定につき、追加席の販売が決定しました。
この機会に是非ご利用ください。
8月5日(月)昼12:00 ~ 8日(木)23:59
S席15,800円 / 注釈付S席15,800円(指定・税込)
※注釈付S席は、サイドのお席のため、出演者や演出が見えづらい場面がございます。
※抽選での受付となります。
SHINKANSEN'S HOTNEWS
『バサラオ』東京公演のステージプラン決定につき、追加席の販売が決定しました。
この機会に是非ご利用ください。
『バサラオ』大阪公演の一部機材席の解放により、S席の追加先行販売(抽選)が決定いたしました。
『バサラオ』のチケットをご購入後、やむを得ない事情でご観劇いただくことが困難になってしまったお客様は、購入元のプレイガイド等で実施している公式のチケットリセールに加えて、チケット券面価格でのリセールを行っているぴあ(株)運営の公式チケットトレードリセール「チケトレ」のご利用をご検討ください。
なお、公式チケットリセール以外のチケットの転売は禁止とさせていただいております。公式チケットリセールサービス以外でご購入されたチケットでのご入場は、お断りさせていただく場合がございますので、予め御了承ください。
▼「チケトレ」とは?
https://tiketore.com/magazines/guide/beginner
▼チケットを出品したい
https://tiketore.com/magazines/guide/sell
▼チケットを購入したい
https://tiketore.com/magazines/guide/buy
本日7月7日(日)に、2024年劇団☆新感線44周年興行・夏秋公演 いのうえ歌舞伎『バサラオ』が、福岡・博多座にて開幕いたしました。
公式サイトのダウンロードコーナーにて、当日パンフレット(配役表)を公開しました。
ダウンロードしてご覧いただけますので、ご観劇の前にぜひご確認ください。
また、ご観劇の皆様へアンケートのお願いを行っております。こちらも公式サイト上から、ご回答いただけますので、ご協力のほどお願いいたします。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
『バサラオ』【福岡公演】立見・当日券の詳細が決定いたしました。
★HMV&BOOKS SHINSAIBASHI《劇団☆新感線✕POP UP STORE》情報の追加(2024/10/3)
いよいよ7月7日(日)に、福岡・博多座で初日を迎える、劇団☆新感線最新作『バサラオ』。
その公演グッズの詳細が決定しました!
定番の『公演パンフレット』、中島かずき書き下ろしの『戯曲本』に加え、『Tシャツ(各公演会場限定デザイン)』、『扇子』、『アクリルスタンド(6種)』、『トートバック』、『カラーチェンジタンブラー』、『公演B2ポスター』、『クリアファイル』に『サウンドトラックCD』(注:CDは7/25発売)など、充実のライナップ!
劇場物販では、新感線Blu-ray最新作『天號星』Blu-rayのほか、出演者関連作として生田斗真主演『偽義経冥界歌』Blu-ray、中村倫也主演『狐晴明九尾狩』Blu-rayも販売いたします!
ぜひ一緒にチェックしてみてください!
関連書籍として、『バサラオ』の数々の名曲にも作詞として参加されている作詞家・森雪之丞さん初の自選詩集『感情の配線』も取扱っております。
そして東京公演からは、ゲキ×シネ20周年を記念して現在全国で展開中の《GEKI×CINE 20th☆Tour》のムビチケ3枚セットも販売いたします。(2024/8/8追記)
また公演グッズのネット販売が、【7月8日(月)正午12:00】より劇団☆新感線の公式ネットショップ《イーオシバイドットコム》にてスタート!なお取り扱い商品は限定されておりますので詳細は下記をご参照ください。
※Tシャツ、カラーチェンジタンブラー、サイン入り戯曲本、公演B2ポスターは劇場物販のみの取り扱いとなりますのでご注意ください。
※公演グッズ販売に関する「よくあるご質問」もご用意いたしました。グッズのご購入に関してご不明な点があれば、こちらをご確認ください。
(※2024年10月3日追記)
また、『バサラオ』大阪公演と合わせて、バサラオ公演グッズの一部をはじめとする新感線・ゲキ×シネグッズを、大阪のHMV(HMV &BOOKS SHINSAIBASHI)にて、期間限定で販売することが決定!詳細は本ブログ下ページをご確認ください。
>公演グッズご案内
>公演グッズのネット販売に関して
>劇団☆新感線×HMV POP UP STOREにて一部グッズ販売!
>公演グッズ販売に関する「よくあるご質問」
新感線ならでは!!撮り下ろし写真&インタビュー満載!の超豪華パンフレット!
価格:¥3,000(税込)
著者・中島かずき《直筆サイン入り》の戯曲本!
本作の世界とキャラクターをより深く理解したいあなたにおすすめ!
価格:¥1,980(税込)
※《サイン入り》戯曲本は、1冊1冊中島かずきが直筆しているため、数量限定での販売となります。1日の販売上限数に達し次第、《サインなし》に切り替わる場合がございます。予めご了承ください。
定番のTシャツは、公演地ごとにボディカラーと背面の情報が変わる会場限定デザインに!
S、M、L、XLの4サイズ展開です。(画像は大阪バージョン/カラー:カーキ)
価格:¥4,200(税込)
鮮やかな持ち手のピンクが目を引く扇子。
なんと、二幕に扇子振ってもOKシーンあり!?
価格:¥2,800(税込)
『バサラオ』2幕にて扇子を振ってお楽しみいただけるシーンがございます。グッズの扇子に限らず、お手持ちの扇子もご使用いただけますので、ご一緒にお楽しみください。
劇団☆新感線の公演グッズとしては初登場となるアクリルスタンド!
メインキャスト全6種ご用意しました。
なんと各キャストの名前が入ったのぼり付き!
価格:各¥2,500(税込)
中心には、作品のモチーフである狂い桜を配置!パンフレットも入るトートバックです。
価格:¥2,500(税込)
これも今回が初登場となるカラーチェンジタンブラー。冷たい飲料を入れるとタンブラーの色が変化!(数量限定)
価格:¥1,500(税込) *お一人様1点まで
公演宣伝用に制作されたB2ポスターです。
東京公演のスケジュールが入った《東京公演版》を、各公演会場(福岡・東京・大阪)で販売いたします。
価格:¥1,000(税込)
表と裏でデザインが異なる!一度で二度おいしいクリアファイルです。
価格:¥600(税込)
『バサラオ』劇中歌全18曲が収録された、サウンドトラックCD。
価格:¥3,300(税込)
公演会場では以下の劇団☆新感線Blu-rayを販売いたします。
7/5(金)発売の新感線Blu-ray最新作!
価格:¥13,200(税込)
生田斗真 主演作!
価格:¥12,000(税込)
中村倫也 主演作!
価格:¥11,000(税込)
ゲキ×シネ20周年記念企画《GEKI×CINE 20th☆Tour》のムビチケ3枚セット。
→上映に関する詳細はこちら
価格:¥5,400(税込)
公演会場では、以下の関連書籍を販売いたします。
本公演の作詞を担当している森雪之丞の初の自選詩集。
価格:¥2,750(税込)
公演会場の販売にあわせて、【7月8日(月)・正午】より、劇団☆新感線の公式ネットショップ《イーオシバイドットコム》にて、一部グッズのネット販売がスタート!
【取扱い商品】
・公演パンフレット
・サウンドトラックCD
・戯曲本
・アクリルスタンド(6種)
・クリアファイル
・トートバッグ
・扇子
※Tシャツ、カラーチェンジタンブラー、B2ポスター、サイン入り戯曲本は、公演会場物販でのみの販売を予定しております。予めご了承ください。
※各商品の出荷開始日などの詳細はイーオシバイドットコムinformationをご参照ください。
※ネット予約・購入したものを劇場物販窓口で引き取ることはできません。
※送料が別途かかります。11,000円(税込)以上のご購入で送料無料となります。
→イーオシバイドットコムinformation
・イーオシバイドットコム『バサラオ』公演グッズ一覧ページ ※7/8(月) open
※2024年10月3日追記
『バサラオ』公演&GEKI×CINE 20th☆Tour&ゲキ×シネ meets U-NEXTを記念して、HMV &BOOKS SHINSAIBASHI店(大阪)内に、10月5日(火)から【劇団☆新感線×HMV POP UP STORE】がOPEN!
このPOP UP STOREにて、バサラオ公演グッズの一部をはじめとする新感線・ゲキ×シネグッズを期間限定で販売いたします。
【期間・場所】
10月5日(土)~10月17日(木)
HMV &BOOKS SHINSAIBASHI内POP UP STORE
【取扱い商品】
◎『バサラオ』公演グッズ3種類<全て数量限定>
・『バサラオ』公演パンフレット
・『バサラオ』アクリルスタンド6種
・『バサラオ』サウンドトラック CD
・『バサラオ』クリアファイル
・『バサラオ』トートバッグバッグ
◎ゲキ×シネグッズ
・GEKI×CINE 20th☆Tour乗車券【ムビチケカード3枚セット】
・ちびキャラ☆アクリルスタンド4種
(『狐晴明九尾狩』『神州無頼街』『薔薇とサムライ2』『天號星』)
・薔薇とサムライ2アクリルスタンド
◎新感線Blu-ray&CD
・『天號星』Blu-ray
・『薔薇とサムライ2』Blu-rayBOX
・『狐晴明九尾狩』Blu-ray
・『偽義経冥界歌』Blu-rayBOX
・『神州無頼街』Blu-ray
・『薔薇とサムライ』LIVE CD
・『髑髏城の七人(2011)』サントラCD
公演会場以外で、『バサラオ』公演グッズの実物を見て購入できるのは大阪ではここだけ!
フェステイバルホールでご観劇の際には、是非お立ち寄りください。
★関連情報
【GEKI×CINE meets U-NEXT】9/21(土)よりU-NEXTにて『髑髏城の七人』9作品+『阿修羅城の瞳2003』の配信決定! 初日から3日間は見放題配信に!
①キャッシュレス決済はできますか?
現金の他、以下の各種クレジットカード、交通系IC、QRコード決済がご利用いただけます。
※上記決済はSquareのシステムを利用しております。前回公演より新たな決済システムとなりましたため、ご利用いただける決済方法が一部変更となります。ご注意ください。
また、電波の状況によりましては、ご利用いただけない場合がございます。ご了承ください。
*2024.07.11 追記あり
ネットワークトラブルによる不具合が解消された為、現金決済に加えキャッシュレス決済もご利用いただけます。トラブル中はご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。
【ご利用いただける決済方法】
②公演会場以外で購入できますか?
劇団☆新感線の公式ネットショップ《イーオシバイドットコム》にて、【7月8日(月)正午】より、一部グッズのネット販売を開始いたします。なお在庫の状況次第では完売していることにもございますので予めご了承ください。HMV &BOOKS HAKATA (博多マルイ 6F) 内【劇団☆新感線×HMV POP UP STORE】にて、【7月7日(日)~8月8日(木)】の期間、一部グッズの販売を行います。(終了しました)
※ネット商品の出荷は【7月19日(金)以降順次】となります。予めご了承ください。
※ネット予約・購入したものを劇場物販窓口で引き取ることはできません。
※ネット販売では送料が別途かかります。11,000円(税込)以上のご購入で送料無料となります。
詳しくはこちらをご覧下さい。
>公演グッズのネット販売に関して
>劇団☆新感線×HMV POP UP STOREにて一部グッズ販売!
③商品が売り切れることはありますか?
販売状況により品切れや入荷待ちとなることがございます。品切れの場合に再入荷があるかなどの情報に関しましては、日々状況が異なりますため、会場にて物販スタッフにお問い合わせください。また、千秋楽近くには完売の可能性もございますのでご了承ください。
④グッズの購入数制限はありますか?
*2024.10.3修正
現在、下記商品のお一人様あたりの購入数を制限させていただいております。
・カラーチェンジタンブラー:1点まで
その他商品に関しましても、ひとりでも多くのお客様がご購入いただけますように、大量購入はお控えくださるようご協力をお願いします。
いよいよ本格的な稽古が始まる直前の5月上旬、生田斗真、中村倫也、いのうえひでのりの3名による、『バサラオ』福岡キャンペーンが決行されました。さまざまな媒体に出演したり取材を受けたりで大忙しだった3人が、揃って登壇した合同取材会のレポートが博多座より到着しました!
──まずはそれぞれから、ご挨拶をお願いします。
2020年の『偽義経冥界歌』の博多座公演がすべて中止になってしまったことが、その後もずっとずっと頭の中に引っかかっていて、あの時会えるはずだったお客様たちに会えなかったことをとても悔しく思っておりました。あの悔しさを、今回の公演で晴らしたいと思っています。
福岡は美味しいものがたくさんあって、大好きです!(笑) 今日は、よろしくお願いします。
今回の『バサラオ』のスタートは、今、斗真くんが言ったように2020年の『偽義経~』がコロナ禍にちょうどぶち当たって博多座の全公演が飛んでしまったという、あの悔しい思いをまずは晴らしたいという想いから始まりました。そして斗真くんが出るのなら俺もだろう?ということで倫也くんにも参加していただく形で、しかも博多座から今回の公演をスタートさせるというロマンも含め、なんとかあの時のリベンジを果たしたいと思っています。この夏の博多座から始まり、秋の大阪まで半年近く続く公演となりますが、無事に全員で完走して楽しい舞台を作り上げたいと思います。
──生田さんにはまず、その大変悔しい思いをされた『偽義経~』から4年ぶりに博多座にカムバックすることについて、改めてお気持ちを聞かせてください。
先ほど申し上げたように2020年に悔しい思いをしたということもありますが、今回はそれとは別に “生田斗真生誕39年記念サンキュー公演”というサブタイトルもついているんです。僕がちょうど39歳から40歳になる跨ぎを、この劇団☆新感線の『バサラオ』という作品で迎えることになったから、なんですけれども。新感線との出会いは僕が高校2年生、17歳の時。いのうえさん始め劇団☆新感線のみなさんが、僕に演劇を1から教えてくださり、こんなに時が経ってもいまだにこうして「一緒になんかオモロイことやろうぜ!」「楽しいことをぶちかまそうぜ!」と呼んでいただけることを本当に嬉しく思っています。稽古場に行くたび、本番を迎えるたびに、あの時は学生服を着て稽古場に通っていたなと初心に帰らせてもらえる、僕にとっては実家のような劇団です(笑)。今回も楽しみながらやりたいな、と思っています。
──中村さんは今回が博多座初登場になります。開幕初日を博多座で迎えるにあたって、現在はどういうお気持ちでいらっしゃいますか。
まずはしっかり稽古をし、いいものを作って、それを福岡で最初に見てもらうことはすごくこのカンパニーにおいて意義があることだと思います。演劇界全体で考えても、コロナ禍というものはさまざまな場所で作り手や楽しみにされていたお客様が涙を呑んでこられたと思うので、それをこうしてリベンジできるというのは、ちょっと意味のあることなのかなと思っています。自分は4年前の当事者ではなかったですけれど、その想いを背負った座組の一員として、博多座でしっかりと初日を迎えられたらと思っています。あとは……、最初に何から食べようか?ということを考えています(笑)。
──そこはまだ迷い中ですか?(笑)
美味しいものがたくさんありますからね。みなさん、オススメを教えてください(笑)。
──続けて、いのうえさんにお聞きしますが前回の博多座公演以降、演劇界は本当に大変な時期に陥りました。しかしそのコロナ禍中もずっと、劇団☆新感線は作品を生み続けていたわけです。ご自身としては、その間の作品づくりに変化はあったのでしょうか。
コロナ禍の最中はどうしても閉塞感があったので、極力、せめて劇場の中だけでも明るいものをと心がけて舞台を作ってきたような気がするんですが、それももうそろそろいいのかな、という気持ちになっていて。というのも、元々は悪いヤツが好きで、ガンガン悪いことをしていく主人公というのも逆にスカッとして面白いなと思っていたんです。だけど、そういう内容はコロナ禍ではいかがなものか、ということでずっと避けていて。それで今回は、徹底して悪の限りを尽くす主人公の話にしました。だから、ようやくそういうことが思う存分できるようになったという嬉しさもありますね。
──本作はそもそも生田さんと中村さんのキャスティングありき、でスタートした企画だと伺っていますが。
そうですね。まずはそれがあって、しかもこの2人が歌も踊りもできるからそれを活かした舞台をやろう、だったら音楽がガンガン入るようなものにしたいなと思っていたんです。でも企画当初はまだコロナ禍中でしたから、やはり明るい道中物がいいかなという話だったんですね。でもそろそろもういいか、好きなことをやろうと考え直した時に『リチャード三世』ではないですけれども、悪いヤツが活躍する芝居にしようということになり。そこに、元から考えていた歌や踊りもたっぷり入るショーアップしたものというアイデアが残って、結果的に悪いヤツが出てくるショーアップした芝居になったという流れですね。斗真くん演じるヒュウガというのは、美しい顔で言葉巧みに人を誘い、騙し、そして天下を狙う男。そういうピカレスクロマンがお好きな方は、今回かなりハマっていただけるのではないでしょうか。舞台としては鎌倉時代後半から南北朝時代をモデルにしているので、裏切り、反逆、陰謀が渦巻く物語になります。自分としては、そこを整理してわかりやすく見せるのがまず大変かなと。だから、そこをうまく際立たせることができたら、ものすごく面白くなると思います。
今、ふと思い出しましたけど、思い起こせば僕が初めて新感線に出させていただいたのは『スサノオ~神の剣の物語』という作品だったんですけれども、その時はTOKIOの松岡昌宏先輩が主人公で、それがすごく悪い役だったんですよね。その背中を後ろで見ていて「いつか自分もああいう悪役を新感線の舞台で演じてみたいな」と思っていたんです。今回の『バサラオ』で、その想いが叶うというのはなんだかちょっと感慨深いものがあります。
──ヒュウガという役はどんな役で、ご自身としてはどのあたりが見どころだと思っていらっしゃいますか。
自分で言うのもなんですけど、美しさを武器に世界征服を狙う役です(笑)。とんでもない役をいただいたなと思って、今からドキドキしていますけれども。いのうえさんとも昨日、博多の街で食事をしながら今回の芝居の話をしていたんですけどね。本当にド派手な、劇場に観に来てくださったお客様がびっくりしていただけるような演出をしてもらえそうなので、どうにかしてその美しさというものに説得力を持たせていかなきゃな、と思っています(笑)。
──中村さんが演じるカイリの役どころ、そして見どころについてはいかがですか。
役としては、ヒュウガの野望を知略を持ってサポートする参謀、みたいな立場です。もう、とにかく登場人物みんなの欲望が渦巻いているお話なので。カイリは身軽なところがありつつもどこか不穏な空気も漂わせているような、そんなキャラクターになったらいいかなと思っています。見どころとしては……やはり、斗真くんの顔ですね(笑)。だから、この美しさを際立たせるために僕はひどいメイクをしていったほうがいいのか、とか……。
そんな必要はないです、美しくいてください!(笑)
あとは、劇団員の方々がすごく活躍されるのでそこにも注目です。特に粟根まことさんファンは、よだれが止まらなくなると思うので、どうぞお楽しみに!
──生田さん演じるヒュウガは欲望渦巻く悪役ということですが、ご自分と似ているところはあったりしますか。
似ている部分は、顔が美しいことですかね……。(ヒュウ!と中村から茶々が入る)やめろ!(笑) いや、でも本当にとんでもなく悪いヤツなんですよ。劇団☆新感線が描く悪役って、ちょっと触れてはいけないものに触れてしまったような魅力があると思うので、そこをきちんと出せたらなと思っています。
──中村さんは、演じるカイリという役とご自身とで似ている部分はありますか?
「何を考えてるのかわかんない」って、僕は10代後半くらいからずっと言われてきているんです。前回、新感線でやらせてもらった『狐晴明九尾狩』での安倍晴明役も、そういうところもありながら飄々としているところもありましたけど。今回のカイリは物語を運ぶ役割もあったりするので、その中で突っ込んだり、会話したり、戦ったり、いろいろしていきながら、どこか不穏なところを残したいというのはそこにもつながってくる気もしていて。もしかしたら、(中島)かずきさんから見ても僕はよくわかんないヤツなのかもしれないな、と思ったりもしています。
──そして生田さんと中村さんは、プライベートでも親交があるそうですが。
以前、まさに劇団☆新感線の『Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!~』で共演してから、関係がグッと近くなりまして。今ではよく一緒にゴルフをしたり、食事に行ったりしています。
──中村さんの俳優としての印象というと。
馬力があって、歌もできるし踊りもできるしお芝居もできるし。できないこと、どこにあるんだろう?ってちょっと腹が立つぐらいですよ(笑)。すべてを自分の中でコントロールすることができる俳優さんなので、共演者としてはとてもとても心強く、信頼しているし尊敬しています。
──では中村さんから見た、生田さんの俳優としての印象とは。
これ、よく会見とかでやるけど褒め合いって恥ずかしいですよね(笑)。
そうなんだよね(笑)。
共演してからこれまでの間で、斗真くんの作ってきたものとか経験を見てきて、すごく線が太くなったというか。って、言語化すると生意気になっちゃいますけど、そう思います。だから真ん中に立ってもらう座長として、とても心強いです。一緒に芝居をする時、プライベートで仲がいい相手だと真面目に芝居していてなんだか恥ずかしくなって笑っちゃいそうになるので、ニヤニヤしないように気をつけます。あと、個人的なことを言うと、自分が主演じゃない舞台をやるのが実は久しぶりなんですよ。だから、すごく甘えようと思っています。
甘えるんですよね、中村倫也って。
そうなんですよ、気づくと甘えられてるでしょ? そこが上手いのよ、中村倫也って(笑)。
実際に僕より2歳年下で、前回共演した時も、お兄ちゃん、お兄ちゃんって感じでしたから。
僕にはリアルに2歳上の兄がいるんです。で、斗真くんには4歳下の弟さんがいるから、お互いに男二人兄弟のところも似ていたりして自然と懐いていました(笑)。
──また、意外にも新感線の舞台では古田新太さんと初共演になるんですよね。
そう、古田さんとは、劇団☆新感線の舞台では本当にご縁がなくて。今回、ようやく念願叶っての共演ということなので、そこもすごく楽しみにしています。古田さんが出ない公演にばかり呼ばれていて「古田がいない新感線はお前に任せた!」みたいな空気になっていたので、自分はもう古田さんと一緒にできることはないのかなとなかば覚悟していたんですけど、このたびようやく叶うことになりました。
──中村さんは、いのうえさん演出の舞台『ロッキー・ホラー・ショー』で古田さんとは共演されていますが、新感線公演では初共演ですね。
古田さんと新感線で初めてご一緒するということは、あの存在感がある稽古場においての、他の劇団員のみなさんの様子を見るのも初めてということで。そのあたりの関係性みたいなものを目撃できるのが楽しみです。だって44年、ずっと一緒にやってきた劇団なわけですから、人と人との物語として観察してみたい、そこも個人的な学びになると思うので。それから、舞台上での古田さん本人はほとんど無の状態だけど、客席から見るとめちゃくちゃ何かを考えさせられるような、あのアウトプットの仕方。若い頃から、あれはどうやっているんだろうと思っていたので、共演者としてそこにも注目しながらやっていきたいなと思っています。
──この斗真さん倫也さんの“TTコンビ”に古田さん、さらにはりょうさん、西野七瀬さん、粟根まことさんという豪華なキャストですが、演出家としていのうえさんはどういうことを期待していらっしゃいますか。
二人に関しては全幅の信頼があるので、あまり心配していません。ただ歌も踊りもある上に、戦国時代ではないですが、鎌倉後期で戦いの場面、もちろんチャンバラがたくさんあるので、そこは体力が必要になってきますけど。
新感線は、異常な量のチャンバラがありますからね!
そう、また今回も多いんだよ。
多そうですねえ!
流れによっては「僕の身体を何だと思ってるんですか!」みたいなことを言う人が出てきますからね。人間の肉体の限界を無視したことになったりすることもあるんで。
カッコイイ、を突き詰めるとどうしても、俳優の肉体に無理がかかるものなんですよ。
そう! それで「そこは20秒で着替えろ!」みたいなことになる(笑)。まあ、そこには気をつけますよ、なんせこの2人はまだ30代ですけど、劇団員たちはほぼ50代ですからね。
──では最後に、博多座公演に向けての意気込みを一言ずついただけますか。
このスケールで、これだけ派手に、しかもきちっとドラマ性のあるものって、なかなか博多座に持ってこられませんので。ぜひこの機会を逃さずに、チケットも高いですがなんとかゲットしていただき、観ていただきたいなと思います。
演劇を観たことがない人、観ないままで一生を終える人って、いっぱいいると思うんです。演劇は、劇場まで来ていただかないことには体感できないジャンルのエンターテイメントなので。でも、この記事をいろいろな媒体で目にしてくださった方は、せっかくのご縁だと思って博多座まで来ていただければと思います。がんばります!
2020年の『偽義経~』の時、博多座のスタッフのみなさんからは本当にたくさんの愛情をいただいたんです。役者の名前が書かれた幟をバーンと立ててくれたり、楽屋の入口に「ようこそ博多座へ!」って書いてくれたり。公演ができなかった時には一緒に悔し泣きをしてくれた姿も、僕の心にすごく残っています。それに、博多座もちょうど25周年なんですよね。そういう記念すべき時にこうしてまた帰ってこれたことが、本当に嬉しい。この素敵な街の中心に、あんなに立派な劇場があるということをさらに多くの方に知っていただき、大勢の方にぜひとも足を運んでいただきたいと思っています。よろしくお願いします!!
先日行われた2024年劇団☆新感線44周年興行・夏秋公演 いのうえ歌舞伎『バサラオ』の製作発表のダイジェスト映像を公開しました!
前列左から:いのうえひでのり、古田新太、生田斗真、中村倫也、中島かずき
後列左から:りょう、西野七瀬、粟根まこと
撮影:田中亜紀