豪華なゲスト、おかしな劇団員、そして屈強なアクションメンズとしなやかなダンサーズ。総勢37人の出演者でお送りいたします「けむりの軍団」。我々の間では、すでに「けむり」と略されています。
本格時代劇ですから大人数が入り乱れるシーンも数多くあります。侍、町人、農民、僧侶。もうとにかく膨大な登場人物が入り乱れます。要するに、みんな着替えて着替えて出たり入ったり。
特にアクションメンズとダンサーズはずっと出番と着替えの連続です。大車輪の大活躍です。そんなみなさんの活躍の一部をご紹介いたしましょう。
まずはこちらの躍動感ある写真をご覧下さい。
男たちがたくさん雪崩れ込んできていますね。なんかそんなシーンなのですが、この勢いがいいんですよね。男臭さ満載でお送りいたします。
こんな男たちは雪崩れ込んだ後にどうするか。もちろんご飯の時間です。
なんか美味しそうに食べるんですよね。ガツガツと。これぞ男の食事です。そんな男たちの食事を運んでいる様子がこちらです。
なにやら大皿を捧げ持って、たくさんの女中さんが走っております。舞台を上手から下手へ、何度も何度も往復します。しかも、シーンを作るためには試行錯誤しますから、何度も何度もやり直しさせられます。この日、彼女たちが一体どれほどの距離を走らされたのか、気の毒になるほどでした。
このように、今回も大人数のシーンが多いんです。あっちの勢力、こっちの勢力、そして街の人々。様々な人間模様が交錯して重層的な物語を組み上げます。これも着替えて着替えてのお陰です。アンサンブルに加えて劇団員たちも大忙しなの。大変なの。
そうして大人数が揃うと睨み合いが始まります。大勢が一方向を睨んでいる写真ってなんか面白いんですよね。まずは一枚。
なにやら悔しげに叫んでいますよ。悪者たちが「あの野郎!」的な悪態を叫んでいますよ。みなさん、実に良い顔をしています。
かと思うと農具を片手になにやら威嚇している人たちもいます。
クワや鎌を持って闘う気まんまんです。みんな良い顔なんですが、中でもセンターのエマさんが素晴らしいですね。決意と敵意を感じる表情です。ここがエマさんの見せ場なのです。出番も少ないのでお見逃し無く。
最後はみんなで歌の稽古をしている所をご紹介しておきましょうか。今作でも数曲だけ歌があるのですが、ソロで歌い上げるというよりも、みんなで群唱するカンジですね。なので歌稽古も大人数なのです。
歌唱指導はもちろん右近健一さん。歌が巧い人ばかりではないこの集団を上手に操り、素晴らしいハーモニーへとまとめ上げて下さいます。
各パートごとにまとまって順番に練習するのですが、右近さんの指導が具体的に気持ちや顔を指定したりするので、みんなそれぞれ面白い顔になっていたりするのです。
歌っている人、笑っている人、呆れている人、人それぞれ。これでもみんな本気で歌稽古しているんですよ。そして最終的には素敵な合唱になるんです。
クロサワ風の本格時代劇なのに歌も踊りもあるお芝居。要するに堅苦しいお話じゃぁないってコトですよ。もちろんチャンバラもあるよ! お楽しみに!